しゃぶしゃぶでアクが少ない肉:それは良い豚肉の証拠

クッキングロス

肉汁にはアミノ酸、ビタミン、ミネラルの栄養や旨味成分が含まれていて

それが水に溶け出てしまうのがアクの原因となります。

buhihi

佐渡の黒豚ですが、しゃぶしゃぶ時にアクが出にくいですね~!
と言われたことがあるんですね、
その時は、「へぇ~そうなんだ、出ないことがあるんだ~」
なんて、軽い気持ちで聞いていたのですが、

このアクが出ないという事は、

お湯の中にいれても、旨味や栄養が流出していない美味しいお肉を保っている状態!

という事ですので、今は

「アクが出にくいお肉を作りたい」という気持ちでいっぱいです。

buhihi

保存するときに冷凍にしたくないんですよね~、
というのは私自身同じ気持ちで、
実際解凍したお肉を調理した時に、「あれ?食肉センターから直接頂いたお肉を焼いた時と比べて天と地ほど違いがでるぞ!マジか!」
と思った時があります。
(もちろん、個体差や調理の仕方にも問題はあると思いますが、、、)

冷凍保存ですが、きちんと空気を抜いて急速冷凍でないと、

脂肪が空気に触れて酸化し風味が落ちていきます。

また氷の結晶で筋繊維が壊されて、その隙間にさらに氷の結晶がたくさんつくられる

解凍した時には、栄養や旨味成分が入ったドリップが出やすくて、

加熱した時に縮みます。

結果、美味しくない硬い肉が出来上がってしまう。

前回のブヨブヨ肉は嫌だ!というブログの続きになりますが、

締まったお肉にすることがとても重要になります。

保水力

締まって無いお肉は、

水分である肉汁を保つ保水力が無いんですね!

縮みが出てきた時に、隙間に水がたまり

漏れ出てしまう。そして硬くなる!という悪い事ばかり。

ガッカリするお肉を作りたくないというブログでした、

ここまで読んで頂きありがとうございます。

buhihi

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この記事を書いた人

養豚評論家。
佐渡島という地域の課題解決と持続可能な畜産業の実現を目指し、放牧養豚に挑戦しています。

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