佐渡島の黒豚:養豚サイクルと自然のリズム

こんにちは、buhihiです。

佐渡島の8月26日です、昨日は久しぶりに雨が降り今日は涼しく日陰の地面が湿っていてとてもいい状態です。

そんな中、母豚のつぶちゃんが発情の徴候を示してくれました!前回の発情から22日目で、陰部が膨れており人間の私にブホブホ鳴きながら突進してきます!それから、強めに体を擦り付けてきますね!

buhihi

人間に興味を引いてくる時点で「あれ?」といつもと違うなとなるのですが、柵に入り近寄ると良く分かりますね! 今日は背中に乗れますがすぐ動き出しちゃいます!

そこで、私はいつもつぶちゃんに「ごめんな」って謝っています。種オスがいないんです!

ではいつ種付けを?となりますが、私は毎年冬に人工授精を行っております。前回は12月に実施しました。

buhihi

養豚のサイクルは
冬に種付けを行い、
春に分娩を、
夏に子育て、子豚の成長を見守り、
秋には佐渡のお米を餌に追加し、
冬に出荷するという一年の流れです。

以前、養豚場で働いていた際には、発情誘起をどうしようと悩んでいましたが、現在は放牧をさせて自然に任せています。冬場が近づくと、周期をみて精液を発注し、交配時期には背中に乗って確認します。

エサの増減(フラッシング)でコントロールできないか?と試みましたが、今は自然に来る周期を信じています。(つぶちゃんはピタッと来てから23日周期で発情が来ます。)

buhihi

フラッシングとは食下量を増やして体内の血流や代謝を高め、発情を促進する方法で、離乳後すぐに種付けを行う場合は効果的な方法と思います。

最近の蒸し暑い天気は、母豚も子豚もつらそうにしていますが、なんとか乗り越えてくれました。自然のリズムに寄り添いながら、彼らの健康を見守っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

養豚評論家。
佐渡島という地域の課題解決と持続可能な畜産業の実現を目指し、放牧養豚に挑戦しています。

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