『豚肉を極める』感想|養豚を始めたい人へ、おすすめしたい一冊

佐渡で養豚を始めようと決意したとき、不安だったのが「豚肉をどう流通させるか?」ということでした。

そんなとき、新潟県長岡市で食肉のお仕事をしている方が、「この本、ぜひ読んでみてください」と手渡してくれたのが『豚肉を極める』です。

読んでみると、とても力強く、希望を与えてくれる一冊でした。


■ 内容紹介

物語は「黒豚神話の崩壊」という衝撃的なエピソードから始まります。
「黒豚=おいしい」という常識に疑問を投げかけ、産地表示のナンセンスさなど、業界の“非常識”が次々と語られます。


第1章~第4章の見どころ:

  • 第1章:黒豚の真実、産地表示の問題点
  • 第2章:アメリカから学び、多頭飼育の先駆者となった日本人の挑戦
  • 第3章:「和豚もちぶた」を作った男が語る、種豚からの美味しさ追求とブランド化の道のり
  • 第4章:グローバルピッグファームの誕生と統計育種の導入、餌の見直しによる豚肉の進化

どの章も、実際に現場で苦労し、創意工夫を重ねてきた方々の話ばかり。リアルで、説得力があります。


■ 読んで感じたこと

「おいしい豚肉は、情熱と工夫から生まれるんだ」と実感しました。
また、狭い環境にも利点があること(事故の防止、管理のしやすさ)など、現場目線で参考になる内容も多く、私自身の仕事にも生かされています。


■ こんな人におすすめ

  • 養豚業を始めたい方
  • 畜産や食肉の流通に関心がある方
  • ブランド豚づくりや差別化に挑戦したい方

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養豚の“本質”を知りたい方に、本当におすすめです!

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この記事を書いた人

養豚研究家×放牧豚生産者。
佐渡ヶ島という地域の課題解決と持続可能な畜産業の実現を目指し、放牧養豚に挑戦しています。

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